アスベスト分析に関係する資格

資格の説明

石綿作業主任者

石綿作業主任者とは、石綿が使用されている建築物の解体やリフォーム工事などの現場で、作業の指揮や監督を行う国家資格を有する人のことを指します。 石綿作業主任者の主な業務内容は次のとおりです。
① 作業方法の決定
② 排気・換気設備の点検
③ 保護具の使用状況の監視
④ 労働者への作業指揮や退避指示
⑤ 汚染の除去
レベル1・レベル2の石綿建材が使用されている建築物の作業計画届の作成 石綿作業主任者の資格を取得するには、都道府県労働局長に登録されている事業者が開催する「石綿作業主任者技能講習」を修了する必要があります。講習は2日間で、受講資格は特に指定がありません。
石綿は法律で使用が禁止されているため、新築現場では石綿作業主任者が必要となることはありません。

建築物石綿含有建材調査者

建築物石綿含有建材調査者(以下、建材調査者)は、建築物における石綿の使用を事前調査するための資格です。建材調査者の役割としては、建物の解体や改修の際に、石綿を含む建材等の有無を調査することです。2020年7月に石綿障害予防規則等が改正され、建材調査者が調査にあたることが義務付けられました。
建材調査者には、【一般】、【一戸建て】、【特定】という3つの種類があります。【一戸建て】は文字通り、戸建て住宅の調査を専門とする資格です。また、共同住宅の住居箇所における、全ての材料の事前調査が可能です。【一戸建て】では住居箇所の調査のみにとどまり、廊下などの共用部分は対象外となります。【一般】と【特定】は、【一戸建て】も含めた全ての建築物、構造物を調査できます。

建材調査者になるには、講習登録規定に基づく登録講習機関で講習を受講し、かつ修了考査に合格する必要があります。講習会は規定を満たした様々な機関によって全国各地で開催されています。

工作物石綿事前調査者

炉設備、電気設備、配管及び貯蔵設備などの事前調査で必須となる資格です。2026年1月1日以降着工の工事から、工作物の解体等の作業を行うときは、資格者による事前調査を行う必要があります。

石綿分析評価事業

日本作業環境測定協会による建材などに石綿が含まれているか、また含まれている場合は、どの種類の石綿であり、どのくらいの割合(%)で含まれているかについての分析技術の評価・認定資格です。

日本繊維状物質研究協会

日本繊維状物質研究協会による「石綿障害予防規則第3条第6項に基づく分析調査者講習」の試験実績です。

日本環境測定分析協会

日本環境測定分析協会による『アスベスト分析技能試験』の試験実績と『アスベスト偏光顕微鏡実技研修』の修了実績です。

作業環境測定士

作業環境測定士は、国家資格の1つで、労働者の職場環境に存在する有害物質を測定する作業環境測定業務を行う事ができる資格です。

一般社団法人 日本アスベスト調査診断協会

調査からその後の処理や健康被害、法律的なことも含めた対策について、専門的な知識を持ったアスベスト対策の専門家です。

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